写日記@ポーランド

ポーランドの自然、鳥や動物達の写真を中心にした永住者のブログです。

ポーランドから大震災1年に思うこと 



地震から1年になる ポーランドでは先程の10日夜のニュースで
国営テレビが1年後の現地の様子を伝えていた
キャスターのピョートル・クラシュコさんは1年前に日本へ急遽出張し
取材をした人だ



ポーランドのテレビは東京に特派員を全く置いていない
1年後の今 民放のTVNが再度記者を派遣し報告を続けている
去年の今頃 私はブログを書き始めて丁度1年になる時だった
ブログを自粛しようかとも思ったが ポーランドでの報道ぶりを
お伝えするのが私に出来ることと思い書き続けた



1年前のポーランドでのその報道振りを振り返ってみると
日本は遠い国だし地震のないポーランドでは大袈裟な報道もあった
でも被災者の方々だけでなく日本人全体への強い同情が感じられた
ポーランドの地震計が感知した地震の揺れを直ちに紹介したが
地震の巨大さを示す報道として印象に残った



ポーランドでは今 国内初の原発を作ろうとしている時なので
福島原発の被害が大きな関心事になり 今も反対運動が続いている
一方で 冷静に行動する日本人への賞賛の声が何度も聞かれた
原子炉の被災処理に当たった作業員に関するニュースのタイトルは
「最後のサムライ達」 映画「ラスト・サムライ」を彷彿とさせた



ポーランド人にとってチェルノブイリは身近な大事故だった
そしてフクシマはチェルノブイリと並ぶ名前になった
どこで探したのか知らないが 太平記英勇傳の浮世絵に描かれた
福島正則まで登場したのには驚いたが・・・



これは報道されなかったことだが 地震直後に援助部隊派遣の
申し入れをしたポーランド政府に対し 日本側は丁重に断った
その理由はアメリカ軍などの援助は大きな助けになったものの
近隣のある国の援助隊が受け入れ側の重荷になったからだそうだ



日本大使館前では直後から一般市民が献花をし弔慰を表していた
犠牲者のための募金活動も頻繁に行われた
1周年の11日もショパン音楽大学でチャリティ・コンサートがある
悲惨な事故だったが これ程日本のニュースが流れたことはなかった
私にとっても地震だけでなく ポーランド人を知る材料になったと思う


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[ 2012/03/11 06:04 ] 東日本大地震 | TB(0) | CM(14)

千羽鶴に祈りを込めて~ポーランドから日本へ 



ポーランドでは東日本大地震で被害に合った日本の人達を
助けようと言う催しが今あちこちで行われている。

2日の土曜日にはワルシャワのワジェンキ公園の中にある旧オランジェリーで
千羽鶴コンサート」と銘打った演奏会と募金活動が行われた。



このコンサートではポーランドの音楽家に加えて
ワルシャワ在住の日本人ピアニスト音楽留学生らが演奏を行った。

演奏の間、バックのスクリーンには地震と津波による被害の様子や救助活動などが紹介されていた。



被害にあった日本の人達のために少しでも助けになればと企画されたこのコンサート
朝の9時から夕方6時まで長丁場だった。

でも事前に地元でかなり報道されたこともあり、1日中大勢の人達で一杯だった。
そしてほとんどの人達が入り口で募金をしていた。



このコンサートでは募金に加えて、被災者の人達を励ますために千羽鶴を作るのも大きな目的だった。

会場では折り紙でツルを折る場所があり、コンサートに来た人達が折り方を教わりながら
お見舞いの気持ちを込めて一生懸命ツルを折っていた

日本の折り紙ポーランドでは「オリガミ」と言う同じ呼び方で知られているが
具体的にツルを折ることが出来る人はそれ程多くない。



コンサート会場には日の丸の旗に寄せ書きをする場所もあった。
ポーランド語、英語、それに日本語で励ましの言葉が一杯書かれていた。

このコンサートで折られた千羽鶴寄せ書きは集まった募金とともに
在ワルシャワの日本大使館を通じて日本の被災地に贈られることになっている。



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[ 2011/04/03 02:59 ] 東日本大地震 | TB(0) | CM(20)

ポーランド首脳が相次いで弔問記帳 



17日の木曜日、ポーランドでは大統領、首相らが相次いで日本大使館を訪問
東日本大地震の犠牲者に哀悼の意を表する弔問記帳を行った。
ポーランドとしては日本と日本国民に対する最大級の哀悼の表現だ。

午前中、まずドナルド・トゥスク首相が国会審議の合間をぬって大使館を訪れ記帳した。



続いて、国家元首のブロニスワフ・コモロフスキ大統領がアンナ夫人とともに訪れ記帳した。
この首脳に続いて政財界の要人、また一般の人達の弔問記帳も続いている

国営ラジオによると楠本大使は記者団に対してポーランド政府からの援助申し込みに感謝するとともに
一般国民から寄せられている励ましの言葉、大使館前の花束やろうそくに対して感謝したと言うことだ。



ポーランドでの今の大きな関心事はやはり福島第一原発の状況だ。

3号機への冷却水の放水作業が始まったことはポーランドでも直ちに放送され
言わば固唾をのんで成り行きを見守っている形だ。

これは民放TVNのニュース・サイトだが、「パイロットが4号機の水を確認」と
新聞で言うと全段抜きのような大ニュースとして伝えている。

それしか書いてないので、詳しいことは分からなかったが
4号機についてはプールの水がなくなっているとも伝えれられていた。



また別のニュースで印象に残ったのは「原発に残った70人のサムライ達」と言うものだ。
ポーランド語でも「Samuraj、サムライ」と言う。

これも同じ民放TVNテレビだが、700人を越える原発作業員がいた中で
今では70人の勇敢なサムライ達が残って必死の制御作業を続けていると伝えていた。

このニュースは日本での伝えられ方と少しニュアンスが異なるかもしれないが・・・


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[ 2011/03/18 00:59 ] 東日本大地震 | TB(0) | CM(8)

ポーランド国会で黙祷と連帯表明 



ポーランド国会は東日本大地震後、最初の会合となった16日、討論に先立って
日本の地震と津波の犠牲者への追悼のために全議員が起立して黙祷を行った。

この黙祷に引き続いて日本国民への連帯の表明を全会一致で採択した。



その連帯表明の冒頭部分は以下の通り。

日本国民を襲ったこの恐ろしい惨事に対し
ポーランド国民の名において当国会は深い同情とともに
日本にとって悲劇的なこの日々への連帯を表明します

ポーランド国会による連帯表明のニュースはメディアを通じて直ちに流されていた。

ポーランドでは17日木曜にコモロフスキ大統領夫妻が日本大使館を訪れ
弔問記帳をおこなう予定だと言うことだ。



ポーランドだけでなく世界中が懸念しているのは福島第一原発の状況だ。
原発事故となるとポーランド人は25年前のチェルノブイリを直ちに連想する。

テレビのニュースではこうしたパネルが度々示される。
もし日本で放射能漏れなどがあれば、それは日本だけの悲劇ではなく
偏西風に乗ってアメリカ大陸に10日後に到着し、世界中に影響が及び得ると説明するためだ。



同時に特派員による日本からの生中継や電話によるリポートも頻繁に放送されている。
特派員達は福島原発の状況がまだまだ厳しいことを詳しく報道しているが
同時に日本の国民が不安な日々を送りつつも全くパニックに陥っていないことを強調している。

今のところ日本国民の冷静な対応が外国人特派員達に安心感を与えていることは間違いないし
それは取りも直さずそのリポートを聞くポーランドの視聴者にも安心感を与えていると思う。


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[ 2011/03/17 04:58 ] 東日本大地震 | TB(0) | CM(8)

「日本沈没」の映画まで紹介~ポーランド 



ポーランドでは東日本大地震のニュースは今もトップで報道されている。
民放TVNテレビの火曜夜のメーンニュースには「日本沈没」の映画まで登場した。

香港のテレビ素材を使用した形になっていたが、この映画の内容を紹介した後
今回の悲惨な地震と津波まるでアポカリプス、この世の終末を予言する
黙示録のようだと言う内容だった。

被災者の方々や今も救出活動に当たっている人達など日本の現状を考えるとあまりいい気持ちはしなかったが
このテレビとしては天災の恐ろしさと被害の甚大さを示したかったのだと思う。



地震のため日本から急遽帰国したポーランドのダンス・チームの話も大きなニュースだった。
この「テス」と言うモダン・ダンスのチーム18人は東京江戸川区の東部区民館
公演を2時間後に控えた練習中に地震を体験したと言うことだ。

15日の午前、クラクフの空港に到着したダンサー達大勢の取材陣に取り囲まれ
地震が起きた時の様子やその恐怖について語っていた。



この18人からなるダンスチーム東京ーソウルーミュンヘン経由で帰国したと言うことだ。
ダンサー全員が地震は初めての経験だったが、誰も怪我などはなかったそうだ。

ポーランドの取材陣にとっても「日本沈没」にも匹敵するようなアポカリプスを経験した
同国人の帰国と言うことでクラクフ空港にどっと押し寄せたのはよく分かる気がする。

ただ、多くのメディアのニュースのタイトルが「幸せな帰国」となっていたのがちょっと気になった。
東京発の便がなかなか取れないそうだから、実際には幸せな帰国だったろうが・・・


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[ 2011/03/16 05:18 ] 東日本大地震 | TB(0) | CM(12)

日本大使館前に花とろうそく~ポーランド 



今回の東日本大地震についてはポーランドでも連日報道されているが
ワルシャワにある日本大使館の前には同情と弔意をあらわすポーランドの人達が増え始めている。

私が訪れた月曜午後お孫さんらしき女の子を連れた年配の女性が訪れ
女の子とポーランドでズニッチと呼ばれるろうそくを置いていた。



このズニッチは'''弔意を表すときに置くものだ。
去年、カチンスキ前大統領が飛行機事故で死亡した時、大統領府前にたくさん置かれた。



間もなく若者たち3人が次々に訪れ、一人はを持っていた。

私が日本人だと分かると、若者の一人が「一人でも多くの人が助かりますように」と声をかけてくれた。
私は「ありがとう」としか答えられなかった。



この人達はしばらくの間、大使館の前に立ち黙祷をしていた。

ポーランドには親日家が多いが、その理由に他の親日国と一つだけ違うものがあると思う。
それは日本人が第二次世界大戦で原爆を落とされるなど
ポーランド人と同じように悲惨なめにあったと言う共感だ。



この人達は親日家だからと言うことではなく、悲惨な災害に遭った日本人に対する
同情と連帯の気持ちで来ていると私は思う。

日本大使館によると地震の後、大使館には一般の人達から電話が相次ぎ
同情や弔意、更には援助の申し込みが相次いでいると言うことだった。



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[ 2011/03/15 05:58 ] 東日本大地震 | TB(0) | CM(20)